2010/08/13

Your Own Eden

♪Akane 『Your Own Eden』




録音:2010年
機材:iMac GarageBand
楽器:Morris W-20
Greco Bass
Fender Telecaster
Korg Trinity Plus

Your Own Eden についてのまとめ記事はこちら


今までの曲は全部、1998年〜2000年の録音でした。
この曲は一気に時が経って2010年の録音です。

この曲、知ってますか?
題名を見ても、多分、知らなーい、と思うでしょうが、仕方ありません。
この曲、売ってませんから。
でも日本在住でテレビを観る人なら一度は耳にしたことがあるはずです。
資生堂MAQuillAGEのCMソングです。と言っても今のCMではなく、最初のCMです。この曲をバックに東京の風景とモデルさん4人。
なんか爽やかでした。テレビを観てたらなんとなく耳について、またMAQuillAGEのCM観たいなって、化粧の趣味はないけれども、思っていました。
CMって15秒くらいですから、イントロだけ流れてCM終了。
この曲はこの先どうなってるんだ。誰の曲? 洋楽? ?題名は!? 作曲したの誰!? 好きになった曲は必ず作曲者が気になる自分。
何度もMAQuillAGEのHPを彷徨う自分。
人に見られたら女装に目覚めたと思われても仕方ない。

インターネットをサーフィンしまくって、やっと見つけました。この曲の情報。
ThirtiethというCMソングの製作などをしている会社のHPで発見。
しかも試聴可能!!(現在は曲の紹介はされていますが、試聴は出来ません)この会社は他にもたくさんCMの曲を製作していて、試聴できます。質高いですよ。

かくして僕は、曲の全編を聞くことが出来たのです。いろいろ発見がありました。
この曲は、MAQuillAGEのCMのために作られた曲でした。
歌はAkaneという女性。作曲:中谷靖、作詞:Morgan Fisher。シンプルでいい曲です。ネットで見た限りでは、僕と同じようにこの曲が気になっている人が結構いて、CD発売されないかなぁと淡い期待を抱いていたところ、山田タマルという人が日本語で録音し、CDが販売されました。
こんなこと書くとシバかれるかもしれませんが、ちょっとゴツゴツした感じの印象を受け、多分ドラムとベースの影響だと思いますが、爽やかさが削がれたかなという感じがしました。
イントロのベースのユニゾンはいらないかな。
他にも、アレンジが違うバージョンはCDになっています。
シバかれるのを覚悟で書きますが、それでも僕は最初のバージョンが好きです。
このバージョンは結局発売されていません。
僕は、試聴の音源を録ってありますが、音質が悪いです。高音質版を手に入れる方法はないのでしょうか。販促用CDとか。
確かMAQuillAGEのCMが放送され始めたのは2004年暮れか2005年初めくらいだったと思います。
5年越しに録音してみたというわけです。
お手本は音質の悪い試聴用のものですが、演奏はシンプルなので、コピーは簡単でした。

まずは、ドラムやパーカッション等、リズムトラックを作ります。
アコースティックギターと歌を最初にさらっと入れて、曲のアウトラインがわかるようにしてから作業。
イントロからタッタッタッタッとスネアが軽やかですからね。これは重要です。
GarageBand内蔵のドラムパターンを使用しました。パターンが変わるとスネアの音色が変わるのが気になりますが…。
言わなければ結構わからないものです。
ドラムのフィルインはGarageBandにパターンが無く、適当なものが見つからなかったので、MIDIのドラムを追加。

ギターリフがこの曲の要です。ただのコードのアルペジオですが。
メロの部分の、ンッチャ、ンチャッチャーという部分も重要です。
楽器の数が少なくすっきりしたアレンジですね。ですよね?

印象的なオルガンとイントロと途中に入っているシタールのような音(なんの音だろう?)は、KORG Trinity Plusを使いました。
オルガンの音色でだいぶ迷いましたが、「Gospel Organ」が近そうなので、これを使用。オルガンもいい味出してますので重要です。
グリッサンドはステップ録音では難しいですね。やっぱり手で弾くのが一番です!
シタールみたいな音は、なるべく近いものを選んだつもりですが、イマイチかな。

残るは、アコースティックギターとヴォーカル、口笛です。全編に渡ってアコースティックギターが入っています。
歌が始まる直前のアコースティックギター、心躍ります。躍りますよね?
次に、口笛を録音、と思ったのですが、口笛でこの曲の高さ、出ない…。
1オクターブ下で吹いて、GarageBandの「Vocal Transformer」で1オクターブ上げてみましたが、不自然すぎる。
Trinityで、「Ocarina」とか「Recorder」とかの音で試したけど、ボツ。
誰か吹ける人にやってもらうかぁ…。
というわけで、口笛は断念して、ヴォーカルを録音しようと思ったところ、歌詞がどこを探してもない…。
山田タマルの日本語バージョンはすぐ見つかりましたが、Akaneバージョンの英語の歌詞が見つからない。ので、歌詞も耳コピしました。
自分で聞きとった歌詞は、文法的におかしいところがあるので、多分間違っているでしょう。でも聞こえた通りに歌えばいいんです。
日本人は英語の発音が下手ですから、歌が上手くても、英語の曲を歌うと発音がおかしくて、聞くのがいやになってしまう場合があります。
しゃべる時は発音悪くても、通じればいいけど、歌の時はやっぱり発音大事です。曲の雰囲気壊れます。
外国語の曲を歌う場合は、歌詞を「読んで」覚えるのではなく「聞いて」覚える方が良いんです。「聞いて」覚えた後、歌詞を「読む」方が、歌った時自然に聞こえます。

GarageBandで一から、本格的に録音したのは、この曲が最初です。
TASCAMのカセットテープのMTRよりかなり便利です。
やっぱり、デジタルって便利ですね。
便利が必ずしも良い、というわけではありませんけど。

2 件のコメント:

  1. この曲は私もものすごく好きでして、さらにタマルverに違和感を感じていたクチなので、とても感動しました!楽しませていただきありがとうございました。

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    1. こんにちは^^
      良い曲ですよね。こっちのバージョンの人気ありそうな気がしますが、発売してくれませんねえ><
      こちらこそありがとうございます!

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